Les Zygomates(lay zee-go-mottと発音)は、「笑顔をつくる顔の筋肉」という店のユニークなネーミングの通り、訪れた人を笑顔にさせるフレンチ・ビストロ。レンガの壁や、いくつものポップな色使いのポスターで飾られた店内は、足を踏み入れた瞬間にフランスに来たかのような嬉しい錯覚に陥る。オーナー兼シェフを務めるIan Justさん(写真)は、ボストンでも有名なフレンチ・レストランMaison Robertで腕を揮った経歴を持つが、ここLes Zygomatesではシンプルだが型にはまらない、リーズナブルなビストロ料理を披露している。
ジャズの生演奏に耳を傾けながら、まずは前菜からBeacon Hill Paperの記者が「近年食べたものの中で最高だった」と評したLobster Bisque ($8)をセレクト。ロブスターのエキスがギュギュッと凝縮した深い味わいながらも、決して重たすぎない口あたりが魅力。ロブスターのチャンクがしっかりと入っている点もポイントが高い。続いてのZygomates' Smoke Salmon et son Tartare ($8.50、写真左)は、カルパッチョのように薄くスライスされたシンプルなスモークサーモンと、少しこってりとしたサーモンのタルタル2種の異なる味に、まわりに散らしたトマトの酸味と歯ごたえがアクセントになっている。
メインからは、サーバーおすすめの2品。Bouillabaisse ($23、写真中央)は、サフランとハーブが効いたピリっと辛いスープの中に、エビ、ムラサキ貝、ホタテ、白身魚などの海の幸と、ジャガイモやトマトなどの野菜がゴロゴロとお皿いっぱいに盛られ、それぞれの具の旨味がたっぷりと詰まったコクのある一皿。Steak Frites ($22、写真右)は、分厚くカットした上質なお肉と、付け合せのハッシュドポテトのようなカリカリのフレンチフライが、お腹を隙間なく埋めてくれるほどのボリューム。

締めくくりには、クリーミーなカスタードと、香ばしく焦げ目のついた表面との相性が抜群のCr塾e Br柩仔 ($7) をエスプレッソとともに頂いた。
豊富なワインのセレクションを誇るLes Zygomatesで、数種類のワインを試してみたいという望みを叶えてくれるのが、Taste/Glass/ Bottleの3段階からオーダーできるワイン・メニュー。また毎週火曜日には、4〜5種類のワインと食事が楽しめるワインテイスティング ($25) が開かれている。他にもボストンのレストラン/バーでの喫煙が禁止される前日の今月4日には、全てのメニューにSmokeされた材料や調理法が用いられた「愛煙家の集い」がスケジュールされているなど、ユーモアに富んだイベントが今後もアップデートされていく予定。
1994年のオープン以来、常にたくさんの人で賑わうLes Zygomatesは、カジュアルでアットホームながらも、同時に大人の雰囲気を持つ。今回の取材ではレギュラーメニューからオーダーしたが、Prix-fixe Menu(前菜、メイン、デザートが込みで$29)というお得なコースもあるので、「笑顔の筋肉」を使いに気軽にくり出してみてはいかがでしょうか。
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