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新作「ザ・スィーテスト・シング」ではお得意のコミカルな役をとびっきりチャーミングに、時に悪っぽく演じているキャメロン・ ディアスは、この8月30日で30才になる。日本にも行ったトップ・ クラスのモデル出身だけに、どんな格好をしていても独特のセンスが漂う、イキの良い女優である。
さてキャメロンの会見はアカデミー賞授賞式の二日後に行われ、殆どノーメーク、だらーんとした伸びた金髪、ブラが透けている白のブラウスに青デニムの上着、赤いマニキュアがすっかりはげている爪、と勇気ある普段顔で出てきて、あの人なつっこいグヒヒヒと言う笑い声をたてては、自分のへまぶりを笑うのである。 ―絶妙のタイミングで、今や喜劇女王の域に達してきましたが、もともとがコミカルな性格だと思いますか。 「ガハハハ(と又大きな口を開けて天真爛漫に笑う)、私の父は四六時中ジョークを飛ばしていて、面白くても面白くなくても、母はいつもワハハハと大笑いの反応をし、私達もそれに見習ってワーワーと笑っていたから、笑い声が絶えない家庭に育ったの。大きくなってからは、父親に対抗して、もっとおかしいジョークを披露しあったり、笑うことが家庭の結びつき。集まればワハワハ笑っていた。タイミングとか、何がうけるかを、子供の時から見ては研究してきた成果が、今、花開いたのじゃないかしら」。 ―この映画では、とびきりのバッド・ガールを演じていますが、キャメロン自身はどうでしょう。 「グヒヒヒ。私もバッド・ガールよ。悪いお遊びが好きだし、良い子って退屈でつまらないじゃない。いたずらを企んだり、いじめをしたりするのは、とっても刺激的で楽しいもの。勿論人を傷つけたりする程でなく、ふざけ半分でだけれど」。 ―ベテランのプレイガールのデート術を伝授したりしますが、現実のキャメロンのデート経験はいかがですか。 「私ってね、デートが苦手で直前になるとすぐキャンセルしたくなるの。気取るのも嫌だし、最初からガハガハ笑うのもロマンチックじゃないと思われそうだし、自分のプレゼンテーションをどうするかに悩んでしまうから。その上、相手が自分のことを本当に好きなのかどうか、がいつもはっきり分からないから、とっても面倒くさいと思っている。恋の駆け引きみたいなゲームなど、とてもじゃないけれどやっていられないし」。 ―この映画ではガールフレンド同士の友情がカラフルに描かれていますが、キャメロンの友情関係は? 「車の中でクリスティーナ(アップルゲート)とレズビアン・セックスをしているようにわざと見せびらかすシーンとかね、グヒヒヒ(いやらしい笑い方)、私も女友達との友情をとても大事にしている。女優になるずっと前からの友達も、最近の友達もいつも連絡を取り合って、一緒に食事したりショッピングに行ったりしている。正直でストレートな話し合いをして、会う30分前にキャンセルしても不必要にブーブー怒ったりしない、テンションのない仲、というのが最高なのよね」。 ―映画で演じたクリスティーナの性格と共通する部分はありますか。 「今に生きる、ところかしら。私は必要以上に期待せず、持てないものをねだらない態度を自分のモットーにしているの。そうすると人生がより楽しい、生きがいのあるものになるはずよ」。 ―さてアカデミー賞授賞式に着ていたドレスですが、どういうプロセスであのドレス決めたのですか。 「約4着ぐらい“候補”があったのだけれど、当日に壁にかかっていたウンガロのドレスが目に入って、何だ、あれは? と言う訳で、自宅でくつろぐ雰囲気と私らしさを演出できるなと思って、あの着物風のドレスに決めたの。動くと風に揺れて肌にも心地よくて、我ながら選択眼があるなあと感心しているのだから」。 ―スターという自分を楽しんでいますか。 「どうなのでしょうねえ?! タクシーに乗っていて、ちょっと面白そうな通りを見てそこで降りて、ランランと歩き出すと、みんなが私のことをジロジロ見るのよね。それで、あっそうだ! 私は有名人なんだ!って理解するのだけれど、そういう状況になるまで自分がセレブレティーなのだという自覚は全然ないの。時には良いこともあるわね。列を作っているところに割り込んでも誰も文句を言わないとか」。 そう言って又ギャッハッハと屈託なく笑うのである。 ―どういうタイプの人が嫌い? 「意地悪で横暴な人達。特に嫌いなのが、お金を持っていることに自分で酔っていて、他人にも自分が金持ちだと、ことある毎に吹聴する人達ね」。次は待望の「ギャングス・オブ・ニューヨーク」出演である。 |
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