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ほのかな甘味を楽しむ柿のベークド・プディング
日本の秋の味覚といえば、松茸などのキノコ類や栗に並んで、柿がある。同じ秋のフルーツにはぶどうがあるが、最近は年中手に入るそれと比べて、秋にならないと食べられない柿はまだまだ季節感のあるフルーツで、しかも干し柿などは妙に郷愁をそそる食べものである。

日本人は柿を日本古来の果物と信じているところがあるが、実は中国伝来の果物。中国医学では、よく熟した柿は体を冷やし潤いを与える働きがあるとされ、乾いたから咳が出るような乾燥した体調に効用があるとされている。また、止血効果もあり、便秘と痔に効きめがあるそうだ。一方、収斂性のある渋柿や熟していない柿を煮詰めたものは、下痢に効くともいう。

しかし中国医学では、柿と蟹を同時に食べると、ひどい下痢を誘発するとして禁じている。また栄養素で見ると、柿はビタミンAとカリウムが豊富だ。日本にいる時は、柿は生で食べるか、干し柿にしたものを食べることがほとんどで、ごくたまに、なますにすることがあった程度。しかしアメリカに来てから、柿をサラダにしたり、様々なデザートにできることを知った。

サラダにする場合は、エンダイブやウォータークレスなど少し苦味のあるサラダ菜に熟した柿を取り合わせ、フレンチドレッシングやバルサミック・ドレッシングをかけて食べるとおいしい。

今回紹介するのは、寒くなってきたこの季節にぴったりの柿のベークド・プディング。プディングはケーキと違って、しっとりした食感が特徴。ベーキングパウダーを使わないので、焼きあがった時はスフレのように膨らんでいるが、冷めてくると縮んで食感が重たくなってしまうので、焼き上がりのアツアツをいただきたい。

【作り方】            

大さじ2杯の葛(arrow root powderなら大さじ3杯ぐらい、いずれにしても出来あがりが好みの固さになるよう加減する)を少量の水で溶いて、鍋に入れたAmazake2カップに加える。

鍋を弱火にかけ、よくかき混ぜながら沸騰させる。2〜3分煮て、Amazakeがプディング状になったら火から下ろす。冷めたらガラスの器に盛り、室温か、冷蔵庫で冷やし、ミントやナッツ、好みのフルーツなどを添える。Amazakeはプレーンのを使ってもいいし、フレーバーでもいい。

また、パイのフィリングとして使ったり(この場合は、葛の量を少し減らして、寒天フレークを少し加えて煮溶かすと、ほどよく固まり、パイを切り分けた時に流れない)、クレープにフルーツなどと一緒に巻いたりしてもいい。

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