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Wheat free bread
スペルトや発芽小麦で作られたパンなら
小麦アレルギーの人もOK〜
先日、知人からメールを受け取った。5歳になるお嬢さんがアトピーで、乳製品、大豆、とうもろこし、卵などを除去した食事をしてきたが、最近、症状が悪化したため再検査を受けたところ、小麦、米にも陽性反応が出たという。その子の手前、育ちざかりの息子さんも含めた家族全員が米もパンも食べることができなくなって、ほとほと困り果てているというのである。
食物に対するアレルギーは通常、たんぱく質に対するアレルギー反応である。簡単に言えば、消化困難なたんぱく質がアミノ酸に分解されずに吸収され、その許容量を越えた時に起こる。しかし本来それほど消化が難しくないはずのお米のたんぱく質にまでアレルギー反応を起こすのは、高たんぱく・高脂肪食品の食べ過ぎで消化器官の働きが弱り、免疫システムが正常に働かなくなるからだ。
また、受験を控えた十代の子供たちがしばしばアトピーを発症するようにストレスも深く関係しているようだ。お米を主食とする日本人にとって、お米が食べられないのはかなり辛い。日本ではお米にアレルギー反応を起こす場合は、代替食としてきびやひえなどの雑穀が使われる。しかしこれらの雑穀はお米に比べるとねばりが少なく食べづらいことや(我慢して食べるストレスは症状を悪化させる)、子供の場合、長く雑穀食を続けていると体重が増えないなどの問題がある。
そのため多少のアレルギー症状が出ても米飯を勧める医者が少なからずいるようだ。アレルギー症状がひどいうちは低アレルギー米(=深く精米したお酒にする米)を使い、症状が改善し、胃腸が強くなるにつれて、白米、五分づき、3分づき、玄米というように変えていくらしい。
アトピーを根本的に治すためにはアレルギー反応を示す食品を除去するというよりも、本来の主食であるお米をしっかり食べるとともに、消化器系ひいては免疫システムの働きを取り戻すよう食事全体を見直していくことが肝心なのだ。具体的には高たんぱくの肉類や乳製品をきっぱりやめるとともに、少なくとも症状が改善するまでは一切の植物油、ナッツ、アボカドなど高脂肪の食品、砂糖やはちみつ、スターチ、パン、ペーストリー、チップスやおかきなどのスナック、フルーツ、とりわけトロピカルフルーツ、生野菜、スパイス、アルコール、酸化したり古くなったりした食品は避けた方がよい。
あれもダメ、これもダメで一体、何を食べたらいいの!と思われるかもしれないが、穀物、豆・豆製品、海草、煮炊きした野菜をバランスよく食べて、上の食品を食べないようにすれば、意外と早く症状は改善する。私もこの方法でアトピーを治した人を何人も見てきた。
ところで日本人がお米アレルギーになると辛いように、アメリカ人にとっては小麦(Wheat)アレルギーが辛い。パンやシリアルなど小麦製品が主食だからだ。そのためアメリカには小麦粉を使わない(Wheat free)パンが結構ある。小麦の替わりにSpeltやKamutという麦の粉や米の粉が使われている。また発芽小麦(Sprouted Wheat)を使ったパンもある。小麦に含まれるたんぱく質は発芽の過程でアミノ酸に分解されているのでアレルギー反応が出なくなるらしい。どれも消化がいいので、アトピーの人に限らず、誰が食べてもよい。ただしWheat freeのパンやペーストリーの中には大豆の粉が使われているものもあるので、アレルギーのある人は材料リストをよく見て買うようにしたい。
写真のWheat freeのパンはWhole Foods Marketの冷凍室で見つけたものだ。試しに買って食べてみたが、天然酵母による発酵ということもあっておいしい。どれも一つ4ドル以上と値がはるのが難点だが・・・。
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