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小麦と大麦の若葉
クロロフィルの酵素の働きで、 疲れた胃腸、肝臓が元気に
「ほうれん草を食べないと、ポパイみたいに強くなれないよ」などと、母親から言われた記憶は、今の若い人にはないかもしれないが、ほうれん草など濃い緑色の野菜が健康にいいとされるのはなぜだろうか。いわゆる緑黄色野菜にはクロロフィル(葉緑素)が含まれていて、緑色が濃いほどその数が多い。名前の通り植物の葉を緑色に見せているのがこのクロロフィルで、ここで太陽エネルギーを使って光合成を行っている。つまり太陽エネルギーの集積装置とでもいえようか。そしてこのクロロフィルには、血液の浄化作用、消炎作用、若返りの作用があり、食べ過ぎ・飲みすぎなどによる内臓の疲れ、逆に虚弱体質など心身のバランスの崩れた状態を調整し、正常に戻す働きがあるのだ。

日ごろから十分な野菜を食べていれば十分なクロロフィルが摂取できるが、高脂肪・高たんぱくの肉、精白したご飯やパン、砂糖やソフトドリンク、アルコールなど身体にストレスをかける食事を続けていると、時たま思い出したようにボールいっぱいのサラダを食べたところで、バランスを取り戻すことはできない。それに毎日、緑黄色の野菜をしっかり食べるというのは、かなりの料理好きでないとむずかしいのも事実だ。

そんな時、助っ人になるのが、Wheat grass(小麦の若葉)やBarley Grass(大麦の若葉)など、クロロフィルが豊富に含まれた健康食品やサプリメントだ。これら穀物の若葉は繊維が多いので、野菜の菜っ葉類のようにサラダにしたり、調理したりするのはむずかしい。そこで、ナチュラルフード・スーパーマーケットやコープ・ストアなどのジュース・バーに行くと、10センチぐらいに成長したWheat grassをその場でジューサーにかけて、濃い緑色のストレート・ジュースを作ってくれる。1オンスカップ$1.50ぐらいだ。

また、健康食品・サプリメントの棚に、粉末状にしたものが比較的手ごろな値段で売られている。こちらは水やフルーツジュースなどに溶かして飲むようになっている。ヒーリング効果を高めるには、食事の少なくとも20〜30分前に飲むのがいい。

これらの穀物の若葉には一般的な緑黄色野菜よりもはるかに豊富なクロロフィルとビタミンA、20パーセントもの良質なたんぱく質、ビタミンB12、90種ものミネラルが含まれている。そして、もうひとつ忘れてはならないのが、100種類もの消化酵素が含まれていることだ。これらの酵素も消化を助け、動物性たんぱく質などから発生する毒素を分解するのを助けてくれる。また、細胞の老化や突然変異など防ぎ、消化器官の病気やガンを予防する抗酸化酵素も豊富だ。小麦や大麦の若葉と、それ以上にクロロフィルを含むスピルリナやクロレラ(ともに藻の一種から作られた健康食品)とを比べると、解毒作用の点では小麦や大麦の若葉の方が優れているそうだ。これも豊富な酵素のおかげかもしれない。

夏の終わりには、疲れがたまってすっきりしないことが多い。これは暑さのせいだけではなく、バケーションの間の暴飲暴食、バランスの悪い食事を続けたせいでもある。この時期にぜひ見た目もあざやかなグリーン・ジュースを試してみては。
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