先週、「食品の裏側」(東洋経済新報社)を読んで、加工食品を安易に買い求めて食べる怖さを改めて思い知った。
著者の安部司氏は、日本で食品加工会社に添加物を売って歩いた元商社マンだったが、添加物まみれの加工品の危険性に気付いて商社を辞め、現在は有機農業JAS 判定員などを務める異色の人だ。純品の添加物ならほぼすべて、食品に混じりこんでいるものでも100種類ほどの添加物を舌で見分けることができるという著者は、実際に自分が開発に関わった加工品にとどまらず、様々な食品に含まれる添加物と製造法を次々と明かしていく。一見、ヘルシーなイメージのあるスーパーのおにぎりやサンドイッチ、低塩漬物、カット野菜のサラダ、チェーンレストランの手打ちうどんにも片手の指では足りない、いや下手すれば両手指でも足りないほどの種類の添加物が使われているという。
安部氏は「便利さ」という添加物のメリットも認めたうえで、実際に食品を口にする消費者に、どのような添加物が使用されているか情報公開されていないことが最も問題だと指摘する。日本では何種類もの添加物を使用目的ごとに「調味料(アミノ酸等)」などと一括表示することが認められている。これが、グルタミン酸ナトリウムなど具体的な添加物の隠れ蓑となっている。
しかし、具体的な情報がなければ、消費者が「便利さ」と「リスク」をどの程度、受け入れていくのか選択することができない。また、消費者の側にも、加工食品を買う時には原材料表示を見て、自分や家族がどのようなものを口にしているかを知ろうとしたり、手作りや加工度の低いものをできるだけ利用したりするなどの努力が必要だという。
わたしも忙しさにかまけて、ついついお弁当用冷凍食品などに手を出し始めていたが、「ちょっとだけ」のつもりでどれほど多くの添加物を口にしていたか知って、最近の食生活を見直すきっかけとなった。
今回紹介するのは、赤ピーマンの佃煮。ぜひ、インスタントだしではなく、昆布でだしをとって作ってみてください。 |
【材料】
赤ジャンボピーマン2個、昆布だし50cc、しょうゆ
大さじ3、みりん大さじ3、かつおぶし1パック
(50グラム)
【作り方】
1 ピーマンを千切りする。
2 昆布だしにしょうゆとみりんを加え煮立てる。
3 ピーマンを加え、水分がほとんどなくなるまで
コトコト煮る。
4 かつおぶしを加え、ざっと混ぜる。
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