6年間のアメリカでの生活に終止符を打ち、日本に帰国した。3歳の息子は大勢の友達と遊べる保育所通いに期待を膨らませた。ところが、保育所探しでいきなり困難にぶつかった。認可保育所で、肉類、卵、乳製品を除去した給食を出してもらえるか尋ねると、それらの食品に対するアレルギーがあるという医者の診断書が不可欠だと言うのだ。「単なる個人的な主義」を理由とした要求には対応できないというわけだ。
私も限られた人手で個々の要求に応じた食事を作る困難は理解できるので、「それならお弁当を持たせます」と言うと、それもダメ。衛生管理上、責任が持てないという。真夏の炎天下に放置するわけではないのだから、保護者の責任のもと、よく火を通したものを詰めるなどの工夫をすれば問題はないはず。それなのに、保母さんは「実際にはわたしたちが食べさせることになるので、責任がもてません」と、頼んでもしない「責任」を主張する。
異なる思想信条を認めようとしない日本社会の相変わらずの偏狭さに辟易して、結局、息子は弁当OKの認可外の保育所に入れることにした。もっとも、栄養士の頭の硬さ(「乳製品が最良のカルシウム源」という信仰心の強さ)はアメリカも同じだが。
息子の弁当用にさっそく作ってみたのが、今回の豆ハンバーグ。子どもの弁当箱に詰めるサイズなら、この分量で8個から10個できる。 |
【材料】(4個分)
キドニービーンズの水煮缶詰1カップ、玉ねぎ1/2個、マッシュルーム2〜3個、セロリ少々、にんじん少々、パン粉大さじ4、ごま油(unroasted)、塩少々、しょうゆ小さじ1/2、ケチャップ
【作り方】
1. 豆の水分を切り、すりこぎなどを使ってつぶす。
2. 野菜をそれぞれ、みじん切りする。
3. フライパンに油を熱し、玉ねぎと塩ひとつまみを
入れて炒める。
4. 玉ねぎがしんなりしたら、マッシュルーム、セロ
リ、塩ひとつまみを加えて炒める。
5. マッシュルームがしんなりしたら、にんじんを加
えて炒める。
6. ボールにつぶした豆、炒めた野菜、パン粉、塩少
々、しょうゆを入れ、手で握りつぶすようにしなが らよく混ぜる。
※水煮缶の塩分などによって、加える塩の量を調節する。
7. 6を4等分し、俵型にまとめる。
8. フライパンに油を熱して6のハンバーグを入れ、 中火で両面に焼き目がつくまで焼く。
9. 好みでケチャップを添える。
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